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  • 執筆者の写真渡邉紀之

□07中学受験合格の決め手 vol.2:学習姿勢 (1)

更新日:2021年9月5日

ご覧頂き有難う御座います。


今回は「中学受験合格の決め手 vol.2:学習姿勢 (1)」を記事にさせて頂きます。


これからご紹介させて頂くのは、志望校合格は勿論、その後の大学受験を目指す上でも、大切な学習姿勢の記事になります。中学受験の受験校によっても大きく異なりますが、今回はなるべく一般化して記載したいと思います。(足利市内及び近郊の中学であれば、下記の内容を意識して頂ければ十分合格水準に達します。)


今回は、特に重要な小3に絞って、小3までに身につけておきたい学習姿勢をご紹介します。次回は、学年毎に身につけておきたい学習姿勢をご紹介しますので、参考にして下さい。


「考える時間」をしっかり取れているか。これに尽きる。

中学受験をする場合の学習量のイメージを紹介します。


下の学習量のイメージにもあるように、小1から小6にかけて「知識に基づく内容(暗記):黒線」は、学年に比例して増加していきます。(中1以降は2次関数的な増加のイメージ)





一方、学年に比例して減少していくのは、「1問に対しての考えるために使える時間:赤線」になります。


分岐点はおおよそ小3になります。小3までに、「考えることに時間を使う」という姿勢が身についているお子様は、その後大きく伸びる可能性が高まります。また、受験で、大逆転合格を掴みとるのもこのタイプです。


公文式は反復学習の典型ですが、公文式だけに限らず、理解を置き去りにした単なる反復学習を、学習のメインに置いてしまうと、浅い学習姿勢が習慣化してしまいます。そうなると、中学受験に限らず、その後も学習面で勝負していくことは極めて困難です。加えて、一度身についてしまった浅い学習習慣は修正することがとても困難です。そのような姿勢では、今後の入試に対応するのは、更に厳しい状況に陥ってしまうでしょう。(実例は沢山ありますが、不快に感じる方もいるかと思いますので、省略致します。)


サンプル数としては少なくとも「東大生の3人に1人が公文式」というデータ(『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?(祥伝社新書):おおたとしまさ』)もありますが、とても注意が必要な「キャッチコピー」です。書籍の内容も知らずに、キャッチコピーを鵜呑みにしてしまうと大変です。東大にいくような生徒では、公文式の位置づけが、当ブログをご覧くださっている皆様のイメージとは大きく異なると思います。【Business Journal「公文式に重大な落とし穴?「東大生の3人に1人は出身者」のカラクリ」


少なくとも、僕が見てきた最難関・難関・上位中学を合格した生徒様で、公文式をメインに学習されている生徒は出会ったことがありません。中学以上であれば言わずもがなです。


中学受験に受かるべくして受かる生徒とは。

個人的に、中学受験で受かるべくして受かる生徒(最難関大学に合格する生徒も同様に)は、幼少期から、「1問に対しての考えるために使える時間:赤線」をしっかり確保し、「課題を終わらせればいい」「答えを早く知り課題を終わらせたい」という姿勢ではなく、自分が納得いくまで丁寧に取り組めるお子様が多い印象です。


仮に、お子様自身では、「考える」という行為を苦痛に感じてしまい、投げ出してしまうような場合でも、親御様の接し方や教材の選定次第で、十分に化ける可能性は秘めています。ただし、習い事が多いと考える時間自体が物理的に確保できないと思いますので、何を重視するかは各ご家庭の教育観によるところが大きいです。(ちなみにプライベート用のブログでは、我が家の学習姿勢の一部を公開させて頂いております。「Private Blog:カテゴリー【Concept】」)


接し方に関しては、個人差がある為、いい加減なアドバイスにならないよう言及を控えさせて頂きますが、塾生には、個別に、状況に応じた対応を、生徒・保護者様にさせて頂きますので、その都度、アドバイスをご参考にして頂ければと思います。


中学受験の場合、ある程度の水準の志望校であれば、暗記のみに時間を費やすことで、努力次第で、志望校合格の目標は果たせるかと思います。しかし、「受かるべくして受かる」という基準には達することが出来ませんし、進級するにつれて厳しくなっていきます。


「納得できるまで考える(いい加減にやらない)」という姿勢を身につけておかないと、大学受験では到底太刀打ちできません。


必ず小3というわけではありませんが、目安にして頂ければ幸いです。


注意事項があります。

最後に一点、注意ポイントがあります。「考える」という行為自体は、教材ではなく、教材の使い方が非常に重要になります。「四谷大塚の教材だから」「有名な教材だから」「思考力を鍛える問題だから」「難しそうな問題が掲載されているから」といった安易な考えでは、教育ビジネスの良いカモになってしまいます。教材の使い方などは、今後のブログを参考にして頂ければと思います。(重要なのは教材ではない。四谷大塚主催「全国統一小学生テスト」1位。最高峰頭脳集団「早稲アカNN開成水準」の証明。結果公開!「Private Blog:Tくん:全国統一小学生テスト結果」)


市販の教材でも結果は出ますのでご安心下さい。

実際に有名教材を使用して結果は伴っていますか?


現に当塾では、教材に固執せず、その生徒の成長度に合わせて教材を選定している為、小学生の部門では「全国統一小学生テスト」でも、県内1位・2位等の一桁順位を、中学・高校の部門でも、それぞれ学校・志望校順位1位を獲得しております。


大切なのは、如何に生徒の現状と丁寧に(時には、意図的に雑に)向き合い、目標からの逆算をしっかり講師がしているかで、結果が変わってくるということです。教材はあくまでも教材に過ぎません。勿論、お子様の能力、努力は言うまでもなく重要ですが、講師の力量で大きく結果も異なります。努力していても伸びないのは、講師が原因かも知れません。(お子様を担当していないので分かりませんが)


今回は、学習をする上で、土台をなす「考える」という学習姿勢が重要だということをお伝えさせて頂きました。出来れば小3までに、じっくり取り組む姿勢を身につけられると良いですね。


次回は、「中学受験合格の決め手 vol.3:学習姿勢 (2)」学年ごとに身につけておきたいゴールイメージを記載していきたいと思います。



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