よみうりタイムス　2月11日(金)掲載

 

　昨年9月に行われた日本数学検定協会の実用数学技能検定で、ともに小学4年生の岡村陽哉くん（山辺小）と高野仁杏さん（けやき小）が3級に合格。中学数学レベルのクリアに、「うれしかった」と声をそろえ、笑顔を見せる。
　3級は、1次試験が中1～3年の範囲で計算問題、2次試験は証明、関数の文章問題などが出題される。「2次の最後のほうの問題が難しかった」と話すが、それでも「落ち着いてやれれば合格できると思ってた」と自信もあった。
　助戸東山町の学習塾「エデュカチオ」に通う2人。塾の講師がスケジュールを立て、過去問を中心に勉強に励んだ。それぞれ、どこで間違えることが多いかを分析して、復習、対策を練った。それを続けているうちに、数学のレベルがどんどん上がっていったという。
講師は「2人とも真面目で、負けず嫌いな部分も持っている。毎日の計画を立て、それを一生懸命こなしてきたことが結果に出ている。」と語る。
　すでに高校数学の勉強を始めているという2人。「準2級を目指す」と、次の目標へ進んでいる。